【毒親とは】
毒親とは、過干渉やネグレクトなどによる児童虐待によって、一種の毒のような影響を子供に与える親のこと。
(分身としての過度な私物化やコントロール、夫婦間の不満や愚痴のはけ口としての利用など)
昨日、真面目に練習しない次男を叱りつけた。
練習が休みで、公園で練習をすると言うので「パパ練」をしていた。
練習中にアドバイスをするも聞いてない。
それにブチ切れてしまった。
「お前たちのためにやっているんだ。そんな態度ならもうやらない!」
そう言って、一人で公園を後にした。
冷静にその時のことを考えてみると、さすがにやりすぎ、言い過ぎたと反省する。
まぁ、「仏の顔も三度まで」なんだけど。(毎回アドバイスをしても聞いてない)
なぜそこまで怒りが出てくるのか?
それは、やっぱり「期待」なんだなぁ。
- 我が子に活躍して欲しい。
- レギュラーになってほしい
- プロになってほしい
そんな期待がオレの中にたしかにある。
過度な期待はダメだというのはわかっているけど、やはり自分の子供達はかわいい。
かわいいから活躍して欲しい。もっと可愛い自慢の息子でいてほしい。なんて思っているんだろうな。
「お前たちのためにやっているんだ!」は間違いだろ
一人、家に向かっている時に考えた。
「オレのためにやっているんだよなぁ」「オレが楽しいからやっているだよなぁ」
そう、子どもたちのサッカーに付き合っているのは自分が決めたこと。
そして、それを楽しんでいる。
今の生きがいだ。
それを「お前たちのために・・・」という言葉を使うのは卑怯かもしれない。
そんな言葉を使って子どもたちを縛るのはやはり毒親だろうな。
子供は自分が楽しいからサッカーをしている。
オレは自分が楽しいからサポートしている。
これ以上でも以下でもない。
子どもたちはサッカーが楽しくなくなったらやめればいいだけ。
オレにはそれを止める権利はない。
(一言言う権利はあると思うけど)
プロやオリンピック選手の親は毒親なのか?
それでも「期待」は手放せない。
ところで、オリンピック選手やプロ選手たちの親はどんな育て方をしてきたか気になった。
調べてみると、美談が並んでいた。
- 親子で二人三脚で頑張ってきた。
- 自主性を育てて継続の大切さを教えた。
- 環境づくりに徹しました。
しかし、そこには違和感を感じざるを得なかった。
オリンピックやW杯の前になると、その選手の幼少時代の特集などがやっていますよね。
それを見ていると、多くの家がスパルタというか、かなりぶっ飛んでいる。
例えば、有名なところでは福原愛選手。
3歳のときにテレビで泣きながらラケットを振っていましたよね。
なんと平日4時間、休日8時間も練習をしていたそうです。
同じく卓球選手の伊藤美誠選手は、母親が実業団だったそうです。
そして、妊娠中から卓球の試合中継を聞かせ、3歳からは1日7時間のトレーニングをしいたという。
野球選手で言えば、イチローもそうですね。
父親が出てきて、表では非常に素晴らしいことを言っていますが、いろいろ裏もありそうです。
こんな記事も見つけました。
すべての選手がこうしたスパルタ教育を受けていたわけではないと思います。
体操の内村選手のお母さん(周子さん)は
「子供がしたいことを尊重して後押しし、環境を整えた。前向きな言葉をかけ、褒めて伸ばした」
と語っていて、結果が出ないときも何も言うこと無く見守っていたそうです。
とは言え、周子さんももと体操選手だったみたいですけど。
あと、最近大活躍の張本智和選手(卓球)や平野美宇選手(卓球)の両親も、スポーツを押し付けないことを話しています。
というか、卓球多いな・・・。
「深イイ話」で平野美宇選手のお母さんが出ていましたけど、かなりインパクトのあるお母さんでした。
「親が何をやらせるかではなく、子どもが何に出逢うか」
が大切で出逢う環境を提供するのが親とのこと。
お小遣いがテストの点数や、卓球の試合の結果で決まるというのは衝撃でしたが。
悩みながら親も成長していけばいいんだ
子育てに正解はない。
誰だって完璧な親にはなれないし、なる必要はない。
子供のために一生懸命頑張る。
そして、失敗したら反省し、改善を繰り返す。
仕事と同じだね。
怒鳴りつけた夜は胸糞悪いもんです。
でも、その胸糞悪さが考えるきっかけを与えてくれた。
たぶん、また怒鳴りつけるときもあるでしょう。
でも、胸糞悪くなって、どう関わっていけばいいのか考え、改善してっていうのを繰り返していけば親だって成長できる。
そう考えているうちはまだ毒親にはなていないかな。
結論。やっぱり本気で向き合っていく!
いろいろ、悩んでこんなブログまで書いていますが、書くとだんだん冷静になってきますね。
やっぱり子どもたちと一緒にサッカーを擦るのは楽しい。
そして、上達して欲しい。
うまくなって上の世界を見て欲しい。
だから、オレも本気で向き合っていく。
でも、子どもたちの気持ちは大切にしていく。
気持ちが子どもたちを追い越さないようにセーブしながら見守り、時にはアドバイス。
そして、やっぱり褒める。
ダメ出しばかりしているとモチベーションがさがっていくからね。
何回もやってきているけど、ダメ出ししちゃうんだよ。
もうしょうがない。
だから、ダメ出し以上に褒める。
それでダメ出しを帳消しだ(笑)
後は、子どもたちの話をきく。
どこかで読んだんだんけど
小学生時代に子どもたちの話を肯定的に聞いていると、中学以降に親の話に耳を貸してくれるようになるそうです。
逆に、否定的に聞いていたり、自分が話したいことだけ話していると、中学以降に自分の言いたいことしか言わなくなる。
つまり、小学生時代の親の姿勢がそのまま返ってくるってこと。
気をつけなければ。