長男、次男ともに1年ほど前に、引っ越しをしてセレクションを経て強豪チームに入ることが出来ました。
しかし、蓋を開けてみるとなかなかAチームには上がれず、Bチームで苦戦。
大きな大会になると、ほとんど出場機会はなくベンチで見ているだけ。
昨日は次男くんが練習試合だったのですが、帰ってきて話を聞いてみたところどうも楽しくなさそう。
1点決めたようですが、「でも相手はBチームだったから・・・」と。
このまま行くと、強豪チームで自信を失いサッカー自体も好きではなくなっていくのでは?と少し怖くなりました。
というのも長男がまさにそうだから。
1年生からサッカーをはじめましたが、前のチームでは上手な子しか試合に呼んでもらえず、休日は下の学年の子と練習したりしていました。
引っ越してきてからも、なかなか試合に出れず、出してもらえても後半の残り3分とかそんなもん。
先月くらいにそのチームを去ることを決意しました。
今でもサッカーが心から好きというわけではなく、義務というかなんとなくやっている感じが所々でかんじます。
ただ、僕としては6年生までは続けさせたいと思っています。
サッカーから学べることはたくさんあると思うし、今からでも好きになって楽しめる方法はあるはずと信じているからです。
今まで、長男や次男が自信喪失してしまう原因はチームやコーチにあると思っていました。
もっと子供を大事にしてくれるコーチだったら・・・。
もっと子どもたちが楽しく伸び伸びやって行けるチームだったら・・・。
そんなことを心の何処かで感じていたと思います。
でも、昨日妻と話していて、「もしかしたら、自分たちが子どもたちを追い詰めているのではないか?」ということを感じたのです。
自分の子供には活躍してほしいし、うまくなって欲しい。
他の子に負けないでほしい。
とにかく一生懸命やってほしい、もっと走って欲しい。
そんな親のエゴがデてしまっていたのです。
このブログでは、褒めることや努力を認めること、他人と比較しないことの大切さを語っていましたが、なかなか完璧には出来ません。
1VS 1でこてんぱんに負けて腹が立つこともあります。
ボールを奪われたのに奪いかえしに行かないことにイライラすることもあります。
100%の力で練習や試合に臨んでいなくて、ついいいすぎてしまうこともあります。
でも、それらの言動や態度が子どもたちを苦しめているのかもしれないんです。
そこで、妻と話し合ってこれからの子どもたちへの関わり方を考えました。
親の心得でも書いたかもしれませんが、もう一度自分に言い聞かせるためにも書いておきます。
褒める・認める
やはり原点はここだよなぁ。
まず、サッカーを毎日頑張っていることを褒める。
強豪チームでプレイできていることを認め、一緒に喜ぶ。
強豪チームにセレクションで合格して喜んでいましたが、次はレギュラー争いが待っていました。
「自分の息子が!!!」という思いで必死になっていました。
でも、サッカーをプレイしているのは子供。
そして、試合に出れなくて一番悔しがっているのも子供です。
そんな子どもたちに「もっと頑張れ!」というのはコクだよなぁと改めて思いました。
試合に出れなくて悔しがっているなら「悔しいね」と共感するだけでいい。
試合に出るために努力するのは子供だもんね。
今まで、さんざんいろいろ言ってきたけど、ほとんど聞いてくれなかったからね。
自分だって親や妻のアドバイスはほとんど耳に入らない。
でも、問題を解決しようとしていると、本だったり友達の話からヒントをもらって前に進もうとする。
もがいて前に進もうとすることが大事なんだよなぁ。
子供が「どうしたら試合に出れるんだろう?」と考えるところがスタートです。
僕は答えを与えるのではなく、一緒に考えたり頭の中を整理させたりするサポートだけで十分かなぁ。
妻の役割と僕の役割
あと、両親が二人であれこれ言わないのも大事。
試合を見に行って、負けたりすると二人ともイライラしてしまうことも。
そして、両親からネチネチ言われる・・・。自分が子供だったらと思うと最悪です。
もし、見に行ってイライラしてしまうなら行かないほうがマシ。
それよりも、お母さんは家で美味しいご飯を作って待っている。
帰ってきたら「よくがんばったね♪」と言ってあげる。
これだけで十分難じゃないかなぁと。
お父さんは試合を見に行くなら、チームの応援をする。
自分の子供だけじゃなく、チームの応援。
自分の息子のプレイを見るなら、良いところ探しをする。
ビデオを撮るなら、あとで良いところのプレイを見て
「いやぁ上手い!うまくなったなぁ」と褒めてあげる。
ダメ出しやアドバイスしたい気持ちをぐっとこらえて、とにかく褒める。
もし、課題があるようなら「ここはコーチになんか言われてたね。どうしたらよかったの?」と質問する。
そして、子供の口から自分の考えを喋らせることも大事。
ついつい先回りして答えや自分の考えを言っちゃうんですが、これは絶対にダメ。
子供が考えてプレイできなくなっちゃうからね。
勉強でもサッカーでも他のスポーツでも、親ができることってあまりないのかもしれません。
子供のために・・・と思ってあれこれ悩み、ついつい言い過ぎたりしちゃうけど、本当は何も言わず見守るくらいで良いのかも。
心配しなくても子供は勝手に成長していくもの。
ただ関われないのが寂しいだけかな。
比較しない
他の子と比べられるのは子供にとって嫌なこと。
それがチームメイトであろうと兄弟であろうとも。
子供って日頃の親の言動をよく見ています。
ついつい
「○○くんのほうが上手い!」とか言っちゃうと、自信喪失の原因に。
兄弟間でも「弟のほうがセンスがある」「お兄ちゃんのほうが頑張っている」とか言っちゃうとダメですよね。
我が家では、長男くんより次男くんのほうがリフティングの回数が上。
それをついつい言葉にしてしまい、長男くんの自信を奪ってしまいました。
今では、リフティングが大嫌いに・・・。やっぱり僕のせいかな。
小学生年代で他人と比較したって意味はないと頭ではわかっています。
体格の差や足の速さが全然違いますから。
中学、高校と慣ればそれらが埋まってくるし、サッカーの情熱がある方が上達するでしょう。
今はその準備段階。
小学生で終わるなら良いですが、子供の夢はプロ。
今背が大きい子、足が速い子と比較して情熱を奪ってしまってはもったいない。
どうしてもイライラするなら
子供のプレイを見ていて、イライラしてしまうのは仕方ない。
それだけ、子供のことを大切に思っているってことだから。
でも、その感情は子供にとっては毒。
もし、イライラしてしまったら子供にぶつける前に、避難しましょう。
試合を見に行ってイライラしてると感じたら、試合会場から出ていきましょう。
車に戻って読書をしたり、スマホでゲームをしていたほうが、お互いに良い時間になるよね。
「いかん、いかん。ついイライラしてたわ!良いところ探し♪」
と気分が落ち着いたら、また応援に戻ればいいんじゃないかな。
子供のおかげで楽しい時間が過ごせている
長男くんがサッカーをはじめるようになり、次男も三男もサッカー小僧になった。
僕もサッカーにハマり、一緒に練習をして試合を見に行って、サッカーブログを書くように。
毎週息子たちの応援に行き、喜んだりイライラしたり。
最初は遠くまで送迎するのが面倒だったけど、段々と楽しくなっていった。
今では息子たちのサッカーが生きがいに。
もし、今3人共サッカーを辞めたら、僕の人生もつまらなくなるんだろうなぁ。
つまり、息子たちがサッカーをやっていることによって、僕自信も楽しい時間をすごせているってこと。
これは、感謝だね!
ついついイライラして、あれこれ言っちゃって後悔して、自分を責めて、そして改善しようと心に決める。
それって子どもたちに成長の機会をもらえているってこと。
ありがたいね。
さて今日も練習試合。
子どもたちが自信喪失しないよう、そしてサッカーを心から楽しめるようにサポートしてきます(`・ω・´)
なかなか完璧には出来ないけど、失敗したらまた反省して改善を繰り返していけばいいだけさ^^